| 
                                                            	原則として以下の要件が要求されます。
                                                             | 
                                                        
                                                        
                                                            1.
                                                         | 
                                                        
                                                        	早期かつ頻繁に価値のあるソフトウェアを納品することによりユーザーを満足させることを最優先とする。
                                                         | 
                                                        
                                                        
                                                            2.
                                                         | 
                                                        
                                                        	短期のタイム・ボックス(単位期間)を好み、ソフトウェアを頻繁に(2週間~2ヶ月ごと)に納品する。
                                                         | 
                                                        
                                                        
                                                            3.
                                                         | 
                                                        
                                                        	進捗を測る最良の方法は動作可能なソフトウェアである。
                                                         | 
                                                        
                                                        
                                                            4.
                                                         | 
                                                        
                                                        	開発の後期でも要求の変更を受け付ける。
                                                         | 
                                                        
                                                        
                                                            5.
                                                         | 
                                                        
                                                        	プロジェクトの期間中、ユーザーと開発者は毎日一緒に作業する。
                                                         | 
                                                        
                                                        
                                                            6.
                                                         | 
                                                        
                                                        	モチベーションの高いメンバーを中心にプロジェクトを立ち上げる。
                                                         | 
                                                        
                                                        
                                                            7.
                                                         | 
                                                        
                                                        	最も効率的かつ効果的に情報を伝達する方法は、直接対話することである。
                                                         | 
                                                        
                                                        
                                                            8.
                                                         | 
                                                        
                                                        	最善のアーキテクチャ、要求、設計は自己組織化したチームから生まれる。
                                                         | 
                                                        
                                                        
                                                            9.
                                                         | 
                                                        
                                                        	アジャイルは常に技術的な素晴らしさや優れた設計に注意を払うことにより強化される。
                                                         | 
                                                        
                                                        
                                                            10.
                                                         | 
                                                        
                                                        	アジャイルを用いれば開発者とユーザーは最適なペースで開発を続けることができる。
                                                         | 
                                                        
                                                        
                                                            11.
                                                         | 
                                                        
                                                        	シンプルさが大事。やるべき仕事の量を最小にする技が必要不可欠である。
                                                         | 
                                                        
                                                        
                                                            12.
                                                         | 
                                                        
                                                        	チームは、より効果的な方法を探るため定期的に見直しを行い、それに従って行動を調整・修正する。
                                                         | 
                                                        
                                                        
                                                            | 
                                                            	アリスター・コーバーン著「アジャイルソフトウェア開発」より
                                                             | 
                                                        
                                                        
                                                             | 
                                                        
                                                        
                                                            
                                                            	これらを実現する手段として最近XP(エクストリーム・プログラミング)が注目されています。この中には我々ITDの技術者にとっても非常に示唆に富んだ内容が含まれているので、今回はXPの概要について説明します。
                                                                 
																似たような手法にRUPというものがあり、これも反復的なシステム開発を行なうものですが、説明は別の機会に譲ります。
                                                             |